こればよかったのに

土曜日はおばあさんの1周忌だった。お年寄り(女性)はとにかく元気。よくしゃべる!

落下する夕方 (角川文庫)

落下する夕方 (角川文庫)

華子のお葬式で「華子もこればよかったのに」と主人公が言うシーンを思い出した。えくにさんが意図したことを正しく受け取れているかはわからないけど、わかったような気になっている。
こんなににぎやかなのに、おばあさんを偲びにみんな集まってるのに、本人だけいない。へんなの・・・。一年前の葬儀のときもおなじように思った。一体わたしたちはなにしてるんだろうと。いまでも実家に帰ったらちょこんと椅子に座っている気がしてならない。「○○ちゃん来たね」って。そういえば病室で最後に交わしたことばもそれだったね。パズルやったり新聞チラシで折り紙したり。冬はうれしそうにわたしの分の湯たんぽ入れてくれた。デイサービスでつくったよってくれたナイロンタワシが形見になっちゃったよ。
我が家のマスコットガールだねって言われてたかわいらしいひと。おばあさん、ありがとうね。