ゆずれない

私の中で大きくなりすぎてしまった彼らの存在を、人に説明するのはむずかしい。必死になればなるほど滑稽に映ってるんだろう。
どう思われたっていいや、ってかなり開き直ってる私だけど、ぜったいに譲りたくない部分は、ある。えへらえへら笑いつつ心がぎゅっとしぼられるみたいだった。こちらの世界にどっぷり浸かっている者には信じられないような見方をされていて、ほんとうにびっくりした。そこは、訂正したいと思った。わからせたい、と思ってしまった・・・・・・けど飲み込んだ。それがいまだに消化しきれていない。くやしい。くやしい。結局のところくやしい。叫びたくてたまらない。

どんなに一生懸命話したって、伝わらない人には伝わらない。相手が悪いわけじゃなくて、そもそも見てるものが違うから。逆のことだってたくさんあるんだろう。「共感」とか「分かち合い」なんて、ほんの一部の人たちだけの間にしか成り立たないって思う。それで充分だとも思ってるし、だからこそそこだけは絶対に守っていきたいんだ。

うれしい楽しい大好き、だけじゃなくて、泣けちゃうようなせつなさや胸がくるしくなることも全部、彼らからもらう感情で日常が彩られてる。虚像でも偶像でもかまわないんだよ。私はこの気持ちを大切にしていきたい。


こんな煮えたぎった気持ちを抱えて、おだやかに暮らしたいだなんて、矛盾してるんだろうか・・・。