流れ星

帰宅したひとが「しーしーざ!しーしーざ!」と煽ってきたので、「ふたご座でしょ」とあしらった。ら、「ふーたござ!ふーたござ!」だって。ほんとに興味あるんかい!

そういうわけで夜中にちょっと外へ出た。なるべく暗いところを探して歩く。でも夜ってあんなに明るいのね。街灯とか工場のランプとか、あと月のあかり。けっきょく真っ暗なところは見つけられず、農道の真ん中あたりに立って眺めた。
最初に見たのがいちばん大きくて明るかった。キラッて右から左へ流れる。「あっ!」「流れたね!」それからはずっと見上げっぱなし。首痛いけど、よそ見した瞬間に流れ(て自分だけが見逃し)たら悔しいから動けない。けっこうな忍耐が必要になる。30分くらい眺めて5、6個は見れた。

ひさしぶりに星空を眺めたのだけど、うん、人は定期的に夜空を見上げるべきだわ。フラットな気持ちで世界平和とか健康を祈りたくなるし、すべてに感謝したくなる。「夜/って/恋の/ために/あるの/かな」というフレーズが私のこころを震わすことはもはやないけど(すまぬ・・・)、言いたくなる気持ちはわかる!星空の下ならたいていのことはありだよ。