星にまつわるエトセトラ

そうだ、星のはなしで思い出したので書いておく。

中学3年のとき、学級スローガンを決めるってことになって、各々考えてきたものを紙に書いて提出した。それを学級委員が読み上げていく・・・ってことをやったのだけど。
私は「星雲」にした。一人ひとりは小さいかもしれないけれど、集まってできたものはとてもきれいで輝いている・・・みたいな、もっともらしい理由を後付けして。けっこういいんじゃない?もしかして選ばれるかも!*1なんて思って、読まれるのをわくわくしながら待っていたのだけど。。。
 
学級委員長、それを「ほしぐも」と読んだ。
!!!
ショックだった。期待ではちきれそうになっていた私の心は一瞬でしぼんだ。ちゃんと読んでもらえなきゃ、クラスの生徒に伝わりもしない。ほしぐもて!!でも匿名で出してるし、そうじゃなくても間違いを指摘するなんて、15の私にはそんな勇気持ち合わせていなかった。ああ、先生があのときに「ほしぐもって何だ?」って委員長に投げかけてくれたら・・・!聡明な誰かが気づいて訂正してくれたかもしれないのに。
 
そして。
全部読み上げたあと、いいと思うものをひとつだけ選んで手を挙げていくことになった。もちろん私は「ほしぐも」なんかには挙手しない。
ところが。
信じられないことに、なぜかひとり、「ほしぐも」に手を挙げてくれた。
!!!
ふたたびビックリ。でもうれしかった。手が挙がったからうれしかったんじゃなくて、物静かで成績優秀だったその子は、たぶんそれが「せいうん」だって分かったうえで、手を挙げてくれたんだって思ったから。今でもあの時の情景がはっきりと思い出せる。ちいさくて猫背ぎみの男の子。あの子のおかげでしょぼくれた気持ちも報われた。わかってくれてる人がいる、それがこんなに救いになるなんて。もし再会できたら確認したい。そしてお礼が言いたい。ぜったい覚えてないと思うけど。ほんとうにうれしかったんですよと。
てか、あれから倍以上生きてるのにまだ覚えてるじぶんもたいがいよなあ。根に持つタイプですいません。
☆☆
そんでもってあの出来事をダに書く日がこようとはね。これに関して思い残すことはもうないわー!!

*1:ちなみに1年生のときは私の「だるま」が採用された。