透きとおる憂鬱

時々書きたくなるキリンジのこと。ただ今の気分にしっくりくる一枚はコレ。

十四時過ぎのカゲロウ

十四時過ぎのカゲロウ

このジャケット、何度見てもシュールだ・・・!笑 水にまつわる2曲収録。レコード会社の移籍直前だったっけ?アルバムに収録されることのなかった宙ぶらりんな一枚。でもすばらしく好き。どっちの曲もだいすき。「冠水橋」て私実際に見たことないんだけど、こんな童話の一頁みたいな曲ができあがるなんてお兄ちゃんの才能にほれぼれするよ・・・「水飛沫の冠を肩に乗せ」なんて表現、どこから生まれてくるの。
「十四時過ぎのカゲロウ」は水泳選手のうた、、、だよね。まさにオリンピックが開催してるからよけいにそういうイメージ。たまたま今日のダーリン*1で、『選手としての人生には、いつでも、あんがいすぐ近くに「選手としての終り」、言い方を変えれば「死」があるんだということ』を感じたって書かれていて、蜻蛉に喩えられてるこの曲とリンクしたのでした。・・・んだけど、よくよく歌詞を読むと一筋縄ではいかないというか・・・なんていうか、ストイック経由カタルシス、てきなものを感じる。当時は「筋肉の翅が生えている」ていう歌詞に衝撃を受けたな・・・。この登場人物は選手なの?もしかして趣味で泳いでるの?? ちなみにダンナはこの曲を「B/Lっぽい」(!)と言う。う、うん、わからなくもないけど・・・それってく/る/りの「青い空」のPVのイメージなんじゃ?笑
 

*1:ほ/ぼ/日のイトイさんのエッセイ