汗かきベソかき

病院へ行くつもりだったのに、17時過ぎに部署にやってきて世間話をする役員。時々あることだけど、こうなると誰ひとりとして身動きがとれなくなるのがウチの会社。いつもなら定時になると何事もなかったかのように帰るのに、今回はいっこうにそんな素振りを見せない。刻々と迫る受付終了時間に、絶望的な気持ちだけが広がっていった。そして約1時間半後、永遠に続くかと思われたそのトークは「今日は帰ってもひとりだからなー。なにか食べて帰るとするか!」のひと言でサクっと終了を迎えた。なんっっだそれ!そちらの家庭の事情なんぞ知!ら!ん!し! 沸々とたぎるドス黒い感情はやり場をうしない、時計睨みつけながら、こんな会社いつだって辞めてやるんだぜ・・・としずかに決意を固めたのだった。まあ、何度目かわからないけど。
急いで別室へ行き、半べそまじりの震える声で電話をかけたら、「今からでもだいじょうぶですよ、気をつけてきてくださいね」の声。天使・・・!この時点で涙ぼろぼろ。各方面で弱りすぎである。クルマ飛ばしながら、もう今すぐにでも話を聞いて欲しい、泣いて暴れてそのまま疲れて眠りたい、などと考えていた。この想いを、ぜんぶとは言わないでも、近い温度でわかってくれるのは一人しかいない。実際はそのあと料理教室から帰っても誰もおらず、ようやく帰宅したその人に「聞いてよ今日さあ!!!」とぶつける直前、「仕事でミスった・・・」としょぼしょぼ声で言われてしまったのだけど、苦笑。うん、これが現実。

・・・というのが昨日のハナシ。なんだか疲れた一日だった。 
 
でもたぶん、今度の谷は乗り越えた。
まだがんばれる。