なまえ

このまえ会社のひと(40代、男性)が、「ママレモンありますか?」って尋ねてきた。ジョイでも泡のチカラでもなく、ママレモン。なんてかわいい!最近めっきり聞かなくなったけど、今の若い子は知ってるんだろうか。調べてみたらまだ売ってるみたいだけど。いいなーママレモン。すばらしい商品名だと思う。ママとレモンじゃなくて、ママレモン。これでひとつの名前になっちゃってるところがいい。食器用洗剤といえば、、、で、これが出てくるあの社員さんも、なんかかわいい。
これで思い出すのが、小学生のころ耳にした『コトトモニ』。「愛/知の子どもたちの健全な育成を願い、学校と家庭を結ぶP/T/A機関誌として昭和30年に創刊され、以来、50余年にわたり、常に家/庭/教/育のよき指針となるよう、不易と流行を見極めつつ内容の充実を図り、また、学校と家庭を結ぶ懸け橋にと願って編集」されていたらしい。(←調べた。ネットは便利だ・・・)、これは有料で、希望する家庭の生徒にだけ毎月配付されていた。わが家は購読していなかったのだけど、ときおり先生が数人の子に配るその薄い冊子をちょっとふしぎな、特別なもののように感じていた。そのとき必ず耳にする『コトトモニ』・・・。これが『子と共に』の意味だってわかったのはだいぶ後のこと。実にシンプルでわかりやすいタイトルだと思う。だけど、わかった今でもあれは私のなかでは『コトトモニ』。たぶんこの先も変わらない。一部の子しか手にできなかった、なぞの読み物。
話をもどして。あの社員さんにとって、食器用洗剤の代名詞が「ママレモン」であるように、ウチの母にとっての絆創膏は「サビオ」である。これこそ、通じるひとはいるんだろうか・・・?娘である私はむかしから「バンドエイド」って呼ぶ。母の幼少のころに関係してるのかなあ。それから、虫さされの薬は言わずもかなの「ムヒ」だけど、「ウナ持ってる?」て友人に聞かれたことがあって、軽い衝撃を受けたことを思い出した。そっちがメインなんだなあと思って。呼び名に歴史あり。掘り下げるといろいろ出てきておもしろいな。
・・・ていう、どうでもいいエントリ。笑